▶ 中小企業診断士田中健一朗さんとの対話から感じたこと

コラム筆者 パテナビ代表 田中康之

コラム(中小企業診断士田中健一朗さんとの対話から感じたこと)

中小企業診断士の田中健一朗さんに事業について診断していただきました。

なかでも印象深かったこと感じたことを私自身の言葉で綴ってみたいと思います。

 

あなたは時代が移り変わっているといえば何を想像しますか?

 

私は自身の事業分野に密接な関係があるIT革命を思い浮かべます。

1993年にアメリカのクリントン大統領とゴア副大統領が掲げた情報スーパーハイウェイ構想に端を発し、それを基盤としてアメリカの軍事技術の平和利用という名目でインターネットが普及しました。

賢い先遣者たちはインターネットの世界で時代を一歩も二歩も進化させるイノベーション(革新)を起こしました。今では経営理論などであたりまえのようにイノベーションが語られています。かつて物を大量に製造して大量に販売する手法が当たり前だった時代から、今ではイノベーションなしには経営が成り立たないと言われる時代になっています。とてつもなくハードルが上がり続けているわけですね。これも時代の移り変わりです。

そして起業することそのものにおいてもイノベーションが起きています。今回の診断で青天の霹靂の如く気付かされました。

エリック・リースの言葉を引用します。

 

~現在はクレジットカードさえあれば、あらゆるものを借りることができます。こうした発展には、以前よりもスタートアップの実験が簡単になったという重要な意味があります。スタートアップとは実験です。現代の企業は、想像できるものなら何でも構築できます。したがって、答えるべき質問は、もはや「構築できるか?」ではなく、「構築すべきか?」なのです~

 

私たちはおそらく、起業するとは多くの資本を有し、多くの経営資源を獲得してこそ成功できるものだという固定概念があるのではないでしょうか。

しかし、エリック・リースは限られたリソース(源泉)を有効活用して実験を繰り返し、ニーズに合った事業について展開していくべきだと説いています。

ほぼ真逆の発想ですね。

私流に解釈すると、先行きが不透明なものについて無理に多額の借金をすることはない。今自分が持っているリソース(源泉)を確認せよ。それをもって何度でも試してみなさい。周りからの反応がよければそれについて事業としなさい。とうことです。そしてそれが出来る時代になっている、とも言っています。

 

今や、起業するということそのものにさえイノベーションが起きているようです。もしかしたら私たちは時代の転換点に生きているのかもしれませんね。