起業前の士業相談は実はおトク
「社長それはNGです」 -起業する上での法律上の落とし穴- セミナーに参加してきたのでリポートするゾ!
講師陣:
左 弁護士 三森敏明 先生(ヒューマンネットワーク三森法律事務所)
右 弁理士 星野裕司 先生(ユビランド知的財産綜合事務所)
中央 弁理士 渡辺和徳 先生(ユビランド知的財産綜合事務所)
起業する上で弁護士さんや弁理士さんに相談するときってどんなときだろう?
何か法的にまずい問題が起こったら弁護士さん、
会社名が同じだとまずいかな?商標相談に弁理士さん、
だろうか。
いや、間違いではない。むしろそこは専門家の本領が発揮される場面だ。
「ネガティブな問題を処理するときに相談!」
漠然とだが、筆者もそういう認識だった。
しかし!
士業相談は、スタートアップなどポジティブに進めていく段階でも相談に適していることが分かった。
筆者が感じたのは、問題解決ではなく『予防』。
予防することで失敗を回避した選択肢を選ぶことができる。特にリソースが限られる創業者や起業家には重要なことではないだろうか。誤ってまわり道や失敗の道を選んでしまったら取り返しがつかない例も多い。
それだけではなく、最近年金情報の流出など情報漏えいの事件が目立つ例から、これをおこさないよう厳正に管理するだけでなく情報管理の質を高め会社の強みとするなど、予防から事業的プラスに転換した発想のヒントを得られたり、知的財産で事業上差別化できる(会社の強みになる)可能性を示唆してもらったりと、ビジネスに役立つヒントが満載だった。
創業者や起業家の皆さんのなかには現況を打破すべく悩む方も多いだろう。
そんなときは視点を変えて、士業相談から見えてくる観点をヒントとしてみるのも有効ではないだろうか。
2015/06/05、知的財産、弁護士、弁理士、田中康之