ダイキン特許無償開放
(引用元)
ダイキン工業株式会社は、「HFC-32単独冷媒を用いた空調機の製造や販売に関する延べ93件の特許」(本特許)をすでに開放している新興国に加え、先進国はじめ全世界に9月10日から無償開放することを決定しました。
(引用ここまで)
ダイキンが次世代冷媒HFC-32の特許を無償で開放します。
考えられる狙いとしては、一般的に使用されている冷媒R-410Aのシェアをまるっと塗り替えよう!ってトコロでしょうか。
テスラやトヨタなどすでに特許開放を実施している自動車業界に続き空調機業界まで・・・すごい時代になったものです。
特許の無償開放は、最終的に利益が還ってくるかもしれませんが、大いなる投資であることは間違いありません。
損して得取れ?そんな単純な戦略ではないのでしょうけど、かつてのように“独自技術!”“独占販売!”だけではモノが売れない時代ということです。
そう考えると、今のビジネスってホント大変(汗)
多額の投資をして、研究開発して、苦労して取得した特許を無償開放して、さらにそれをみんなが使ってくれてからやっと利益になるかも、っていう。
我々消費者にとっては、加速度的に利便性が向上するし、地球の環境にも良いのでこういった動きは歓迎ですけどね。
それにしても、新興国の人たちっていきなりチート級の技術が目の前に並ぶわけですよね。
どんな感覚なんだろ・・・
いや、良いことなんですけどね。
ビジネスチャンスも広がるし、雇用も生まれるでしょうし。
なんか、鄧小平氏が唱えた「先に豊かになれる者から豊かになれ。そして落伍した者を助けよ。」というトリクルダウン理論が、中国国内ではなく世界レベルで進みつつあるように感じました。
というわけで、
さぁ、あなたも空調機で一旗あげよう!(どこの回し者だ)