

トヨタ自動車株式会社~TOKYO IP COLLECTION 2015~
トヨタのブースには、な・なんと! 世界初の量産FCV(燃料電池車)MIRAI(ミライ)が丸ごと設置してあった!! しかも内部構造まで公開している。これはスゴイ! このMIRAIをただの車と思うなかれ。 FCVとは、車載した水素と、空気中の酸素の化学反応で生じる電気でモータを駆動し走行する仕組みだ。排出ガスは無く、走行後に残るのは水のみ。 つまり、MIRAIは究極のクリーンエネルギー水素を実用化した車なのだ。 水素は二酸化炭素を排出しないだけでなく、地球から無限に取り出せるし、持ち運びも容易で、環境に左右されない理想的なエネルギーといわれてきた。 この水素を実用化できたことは、私たちの未来を支える理想的なエネルギーを活用する扉を開いたということだ。 さらに驚くべきことに、トヨタは燃料電池に関する特許(MIRAIに関するものを含めて)約5680件を無償で提供するとした。 トヨタだけが所有し利益を得ることより、全体の未来を広げることを選択したためだ。 様々な企業や人々が参入して、私たちの未来をよりよい方向へ変えていくだろう。 今、私たちは“歴史の転換点


株式会社ムトーエンジニアリング~TOKYO IP COLLECTION 2015~
日本発の3Dプリンタ。ムトーエンジニアリングの展示ブースをご紹介! 3Dプリンタといえば海外発のものがほとんどだったが、日本にも優れた3Dプリンタがあることを知ってほしい。 3Dプリンタとは、一言で言えばデジタルデータを立体造形物として実体化する装置だ。 デジタルデータを用紙に印刷するだけではない。今や空間に立体物を造形してしまう時代になったのだ。 描いたイメージを簡単に立体化できる。 アートからインダストリアルまで自由自在だ。 さらに、同社の製品には自社開発の高速デュアルヘッドを搭載。造形スピードを約1.2倍に引き上げることに成功した。他にも様々な技術の粋が詰め込まれており、高解像度、耐久性、メンテナンス性を高め、多様な用途に利用可能としている。 また、日本発であることを活かし日本語対応ソフトウェアが標準装備されている。専用窓口も日本語でサポートが受けられるため、日本人にとっては嬉しい仕様だ。 日本ではまだまだ身近にない3Dプリンタだが、日本発のものが登場してきたことで今後様々な分野で活躍していくだろう。 確かな技術と安心・適切なサポート体制。


株式会社ゼネテック~TOKYO IP COLLECTION 2015~
「ココダヨ」 災害時にあなたの家族と仲間を救う一筋の光明 ココダヨを開発したゼネテックのブースをご紹介! ココダヨはゼネテックが開発した日本発世界初の位置情報自動通知&安否確認サービス。 大地震など緊急災害時に、大切な人の現在位置を自動で通知してくれる。 ココダヨはスマートフォンの位置情報を定期的に取得し、平常時は自動で位置を知らせることはないが、災害時には警報発令をトリガーとして、発生直前の家族の居場所を相互に自動通知する。同時に避難場所、避難経路も案内される。 また、家族向けサービスのみならず企業向けサービスもあり、大切な仲間の安否も確認することが可能だ。企業としてはこのうえないリスク管理となり得るだろう。 このシステムが素晴らしいのは、災害時の孤立によるリスクを軽減し、生存確率を大幅に引き上げうる可能性を秘めていることだ。 幾度自然の驚異にさらされようとも、それを一歩ずつ踏破していく人類の底力をゼネテックから感じた。 災害の脅威が尽きることがない世界で必携のアイテムといえるだろう。 ココダヨを支える特許技術は世界各国でも特許登録又は申請中。


パイオニア株式会社~TOKYO IP COLLECTION 2015~
会場の中央にそびえるはパイオニア株式会社。 カーナビの発明はあまりにも有名だ。 今回自信をもって展示するのは、 AR HUD(ARヘッドアップディスプレイ)だ!! まずは特許ガールの反応をご覧いただこう。 スタンバイ! おや?? えーーっ!! すごーーい!(←本当に叫んだ) これはスゴイです! ほんとだ!すごーい!! すばらしいですね! なぜ載ってから驚くのか?? そこにこそAR HUDのスゴイ秘密がある!! 写真上部の緑枠のなかにあるフロントウィンドウ、実はここにナビ情報が映し出されているのだ。 レーザーを使用した車載用ヘッドアップディスプレイにより、フロントウィンドウの先に鮮明なフルカラー映像のAugmented Reality(拡張現実)情報を浮かべて表示させている。もちろん世界初。 さらに、前方を視認したまま必要な情報を確認できるため、安心・安全に運転することができる。 こ・れ・は・欲しい! 車もどんどんコンピュータ化が進むなか、AR HUDはあらゆる情報を伝えるインターフェースとして、様々な技術とのシナジーが生まれていくだろう。 ここに


ゆるキャラ大集合!~TOKYO IP COLLECTION 2015~
ゆるキャラたちが会場を盛り上げてくれていたのでご紹介! なぜ、ゆるキャラかって? それはもちろん、ゆるキャラも知的財産だからだ! ゆるキャラグランプリ2012 全865キャラクターのうち 商標登録されたものは251キャラクターにものぼる! “くまモン”のブース。 熊本県をPRするマスコットキャラクターとして、ゆるキャラグランプリ2011の王者に輝いた。以来、その知名度は一気に全国区に。 今や、ゆるキャラは全国区の知名度を獲得する時代。模倣品などを防ぐため、知的財産としての保護は必要不可欠となっている。 こちらは“さのまる”。 “さのまる”は栃木県佐野市のブランドキャラクターで、ゆるキャラグランプリ2013の王者だ。 地元下野新聞によれば、日本一を獲得した後、1年間で経済波及効果が約226億円に達したという。同市では“さのまる”の積極的活用を推進しており、日本のみならずインバウンド(訪日外国人旅行)観光客の獲得も目指し、香港やロンドンにも進出しているとのことだ。 愛媛の“みきゃん” 美味しそうな名前だ。 “みきゃん”は今注目の成長株。ゆるキャラグラ


一般社団法人婦人発明家協会~TOKYO IP COLLECTION 2015~
夢がふくらむ♪ 発明好きの憩いの場 婦人発明協会の展示ブースをご紹介! 婦人発明家協会とは、文部科学省に正式に認可された全国組織の婦人発明家の団体で、平成26年4月1日より一般社団法人に移行し、現在会員数約170名を誇るスゴイ団体だ。 驚くなかれ。 特許だけでも国内登録件数79件(出願申請中251件)海外登録件数6件(出願申請中13件)の実績を誇り、実用新案、意匠、商標の保有数もかなりのものだ。 特許が登録されたということは、つまり今までにない新しいもので且つ産業が発達する可能性を認めてもらったということ。 ここからイノベーションがおきる可能性は十分にある。 知っている人も知らなかった人も、これからは婦人発明家協会を要チェックだ! 色々な発明の紹介をしていただいた。 ご担当者さまの、発明の話を本当に楽しそうにお話する姿を拝見し、婦人発明家協会の自由闊達な雰囲気を感じることができた。 いい発明とは、案外このような雰囲気から生まれるものかもしれない。 お話の中で最も印象深かった発明は『虫処理具』 例えば、虫を叩いたはいいが捨てる時に困る方も多いことだ


株式会社ワコール~TOKYO IP COLLECTION 2015~
すべての女性の味方!それはワコール!! 特許ガールのみんなももちろんお世話になっている。 “ゆりかご”から“ゆりいす”まで すべての女性が、生まれてから人生の円熟の年代にいたるまで、快適に暮らすためのお手伝い これこそがワコールの事業対象とするライフステージだ。 ワコールが生み出す婦人下着は、女性にとってなくてはならないものになっている。 それを実現している原動力は、ワコールの“人間科学的”ものづくり。 1964年にワコール人間科学研究所を設立し、以来、女性のからだを科学的に研究してものづくりに活かすべく日夜研究に励んでくれている。 そんなワコールが今回出展していたのはCW-X 人間科学的ものづくりから生まれた商品だ。 CW-Xはカラダを動かすすべての人のためのブランド。 「テーピングの技術をウェアに組み込む」発想から生まれたという。 スポーツ時の疲労を軽減する様々な取り組みが技術として詰め込まれたウェアだ。 もはや単なるウェアの域を超え、“第二の筋肉をウェアでまとった状態”にまで達する。 まさに、技術の結晶といって差し支えないだろう。 このCW


日本コカ・コーラ株式会社~TOKYO IP COLLECTION 2015~
会場入り口を抜けるとそこは身近な知的財産ゾーン。 目に飛び込むのはみんな大好きコカ・コーラ!! なんの説明もいらない。見ただけですべてを理解させるコカ・コーラの存在感。 ブランド力の凄さを再認識した。 コカ・コーラといえば、誰もがオンリーワンのあの味を思い出すだろう。 しかし、コカ・コーラをコカ・コーラたらしめている秘密はそれだけではない。 実はボトルにこそコカ・コーラのブランドを確立した秘密があるのだ。 1886 誕生した当時、「コカ・コーラ」は街のソーダ ファウンテンでグラス売りされていました。そ のうち、いつでもどこでも飲めるように、びん詰 めされて各地で販売されるようになります。 1915 コンツアーボトル生誕!!! インディアナ州のルート・グラス社は、「暗やみで触っても コカ・コーラのボトルとわかるもの」というコカ・コーラ社 のリクエストに応え、“コンツアーボトル”を考案。 百科事典に載っていたカカオ豆の挿 絵をヒントに、真ん中がふくらみ底の ほうにかけて細く、縦方向に溝が何 本も走る独特の形をしています。この ボトルは、同年11月16


いざ、知財の世界へ!~TOKYO IP COLLECTION 2015~
会場はなんと東京国際フォーラム。 皇居や丸の内のビル群に囲まれた最高の環境だ。 7階に上ると特許庁から発行されている各種資料やパンフレットが勢ぞろい。 なかにはイベントオリジナルのものもあり、タイムリーな情報を全て得ることができた。 序盤からお得感満載だ。 こちらが会場入り口。さぁ知財の世界へレッツゴー!! 入場するとドドーン!と大きなパネル。 偉人たちの言葉を通じて知財のことが分かりやすく説明されている。内容を紹介しよう。 夢が現実に … 1885年、日本の特許法は “発明を奨励し、産業の発達に寄与することを目的” として誕生し、それ以来130年間、 さまざまな夢の実現に貢献してきました。 エイブラハム・リンカーン (※左上) 特許制度は、天才の情熱の炎に 利益という油を注ぐ制度である。 福沢諭吉(※左下) 有益の物を発見したる者へは、 発明によりて得るところの利潤を独りその発明者に付与し、 もって人心を鼓舞する一助となせり。 高橋是清(※右下) 米国はなぜ偉大な国になったのだろうか、 その理由が特許にあることがわかり、 私たちも特許制度を持つ


TOKYO IP COLLECTION 2015を少しずつ紹介していくゾ!
6/13、14に開催し大好評のまま幕を閉じたTOKYO IP COLLECTION 2015 パテナビはこの歴史的なイベントを取材してきたゾ! 日替わりで少しずつ紹介していくのでお楽しみに! イベントに来た人もこれなかった人も本紹介を通じてTOKYO IP COLLECTION 2015の世界観を感じてほしい。 ★取材班も気合十分!!★ 取材班: 左 特許ガール芹玲那さん 中央 特許ガール由樹美来さん 右 特許ガール相沢美羽さん #特許庁 #特許ガール